
えのきは、キノコの中でも特に食感や歯ごたえがよく、鍋やスープに入れると出汁が出て美味しいですよね。
スーパーでも、えのきは他のキノコに比べて安価なことも多く、味が主張しないのも特徴です。
そんなえのきの賞味期限や保存期限はいつまでなのか、カビやぬめりをどうやって見分けるのか気になるところです。
そこでえのきの賞味期限や食べられるかどうかの目安、保存方法について調べてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
記事の目次(クリックで飛べます)
えのきの賞味期限はいつなのか?
えのきを含むキノコ類には、賞味期限が記載されていませんので、一体いつまでが賞味期限なんだろうかという疑問がわきます。
目安としては、
◆買ってきたまま冷蔵庫で保管した場合
2、3日程度
と短めです。
買ってきたときの状態によっては、もう少し短くなる場合もあります。
なるべく新鮮なえのきを選ぶようにすると良です。
そして、えのきは保存の仕方によっては1週間~1ヶ月くらいは保存できるようになります。
えのきはカビが生える?
えのきは水分に弱く、水分がついているとそこから一気に腐敗が始まり、カビも生えます。
しかし、えのきは元々少しぬめりもあるし、判断が付きにくいですよね。
どんな状態だとカビが生えていて食べられないのかを見てみましょう。
<根本が黒くなっている>
冷蔵庫に入れておくと、たまに根元が黒くなっていたりする場合があります。
しかしこれは、根元を切り落として、加熱調理すれば何の問題もありません。
<白いモヤッとしたもの>
株元に白いもやっとしたカビのようなものがでている場合もありますが、これはカビではありません。
これは「気中菌糸」というもので、えのきの組織の一部なので問題なく食べられます。
水分が多くなったときに発生しやすいので、早めに食べた方が良いというサインにもなります。
<緑色のものが付いている>
注意してほしいのは緑色のカビです。
これは青カビの一種で食べたら危険なものですので、注意しましょう。
では、他にえのきがどんな状態になったら食べられないのか、判断基準を見てみましょう。
・茶色っぽく変色
・ぬめりが異常に出ている

・つぶすと水分が出てくる
・上のかさが取れやすい
・水気があり全体的に濡れた感じ
・緑色のカビが付いている
~新鮮なえのきの見分け方~

・しゃきんとまっすぐになっている
・上のかさが小さくて広がっていないもの
えのきの正しい保存の仕方は?
えのきは冷蔵庫の「野菜室」で保存するか、冷凍保存がお勧めです。
冷蔵の場合と冷凍の場合では、「石づき」の処理の仕方も違います。
~「石づき」とは~
軸の先の部分のことです。
1週間くらい保存可能
①袋から出す
②新聞紙orキッチンペーパーで包む
③食品保存袋やビニール袋に入れて、口は軽く結ぶ
④冷蔵庫の「野菜室」で保存
※「石づき」は残したままにしておく
1ヶ月くらい保存可能
②「石づき」を切り落とす
③ほぐして食べやすい大きさに切る
④冷凍用保存袋に入れて、空気を抜いておく
⑤冷凍庫で保存
※洗わずにそのまま保存してください。
~冷凍したえのきを調理する際は~
冷凍したえのきは解凍せずにそのまま調理してください。
凍らせる前にあらかじめ石づきを切り落とし、食べやすい大きさに切ってほぐしておいた方が使いやすいです。
オススメしない保存の仕方は?
買ってきた状態の、袋のまま保存するのはお勧めできません。
えのきは保存されている間も呼吸している為、袋の中で水分量が増えていきます。
えのきは水分に弱く、劣化しやすくなります。
ですので、袋から出して新聞紙やキッチンペーパーに包んで保存したほうが、日持ちしやしくなるのです。
しめじとエリンギも合わせて知るべき。
しめじとエリンギの正しい保存の仕方は?
しめじ、エリンギも冷蔵保存と冷凍保存が可能です。
キノコ類は、水けが付いていると傷みやすいので、乾いた状態で保存するのがポイントです。
キノコ類は水洗いすると旨み・風味が逃げてしまいます。
スーパーなどで売られているキノコは、ゴミや泥の付着がほとんどないので、気になる場合はキッチンペーパーなどで軽く拭うだけで十分です。
1週間くらい保存可能
②食品保存袋やビニール袋に入れて、口を軽く結ぶ
③冷蔵庫の「野菜室」で保存
1ヶ月くらい保存可能
②冷凍用保存袋に入れて、空気を抜いて冷凍庫で保存

1週間くらい保存可能
①根本を残したまま新聞紙orキッチンペーパーに包む
②食品保存袋やビニール袋に入れて、口を軽く結ぶ
③冷蔵庫の「野菜室」で保存
1ヶ月くらい保存可能
①根元を切り落とし、使いやすい大きさに切る
②冷凍用保存袋に入れて、空気を抜いて冷凍庫で保存
しめじの賞味期限の見極めはどうすればいい?
しめじが腐っているのかどうか判断基準を見てみましょう。
・水っぽく、指で潰すと溶けた状態
・変色して茶色っぽい
・緑色などカビがついてる
・酸っぱい臭い
・傘が変色
こうなったら食べるのは止めましょう!
エリンギの賞味期限はどう判断するべきなのか?
では、つぎにエリンギが腐っているのかどうか判断基準を見てみましょう。
・軸やカサの裏側が茶色く変色
・表面に汁のような水が浮く
・表面にぬめりが出る
・緑色などカビがついてる
・酸っぱい臭い
こうなったら食べるのは止めましょう!
まとめ
微妙な状態で迷った時、嫌だなと感じた時は、食べない方が良いです。
心配しながら食べると調子が悪くなりやすいですし、その時の体調によっても違います。
すぐには食べきれないな。と思ったら冷凍保存がお勧めです。
冷凍すると長持ちするだけでなく、酵素の働きによって、加熱後の香りやうまみが増すといわれています。
健康にも良いキノコの保存方法を知って、上手に取り入れましょう。
その他の賞味期限に関する記事もぜひ、ご参照くださいませ(^ ^)