特売で食材をまとめ買いして、上手に保存してムダなくいただけば、家計の節約につながりますよね。

そこで、便利なのが”冷凍保存”!


でも、冷凍していたら、とりあず賞味期限は無くなるなんて思っていませんか?
去年の冷凍したお肉が出てきたなんて時、食べられるのでしょうか???

そこで、今回は冷凍保存した食材は、どのくらい持つのか調べてみました。

食品は冷凍すれば永遠の賞味期限で最強説とはならない?

肉や魚を冷凍保存しているという方は、多いのではないでしょうか?
基本的に冷凍した肉や魚は、賞味期限は1か月と言われています。

しかし、これは種類や形によっても違ってきます。

<冷凍保存で傷みやすい条件>
① 水分量が多い
(鶏肉→豚肉→牛肉の順番で傷みやすい)

② 空気に触れる面積が大きい
(ひき肉→薄切り肉→ブロック肉→ステーキ肉→かたまり肉の順番で傷みの進行は早い)

③ 魚は、頭や内蔵を取り除いてから冷凍しないと生臭くなる

では、長期冷凍保存していると、どんなことが起こるのでしょうか?

<長期冷凍保存で起こること>
① 乾燥や冷凍焼けを引き起こす

② 食品中の脂質が酸化し始める
(この酸化のことを「油焼け」と言い、高度不飽和脂肪酸を多く含む青物の魚類に特に多く起こります)
③ 腐敗が進む
(冷凍庫内の温度変化によって空気が膨張する為、包装が膨らんでいる場合、腐敗している可能性があります)

~冷凍保存のコツ~
肉も魚も、買ってきたパックのまま冷凍すると、空気に触れやすく雑菌が繁殖しやすいのでNGです!

 パックのままはNG

 

1回分ずつ小分けにして、空気を抜くようにラップでしっかりと包み、保存袋に入れ密閉させて冷凍します。

また、薄く平らになるように包むことで、素早く冷凍することができ、解凍するときも短時間でできます。

買ってきたら、新鮮な状態で素早く冷凍保存しておきましょう。

冷凍食品ですら2ヶ月以内に食べるべき?

家庭用冷凍庫の温度は−18度に設定されています。
ですので冷凍食品の多くは、マイナス18℃の保存を前提に1か月~4ヶ月程度の賞味期限になっています。

しかし、扉の開閉等から-18℃以下を保つことが難しいので設定された賞味期限内であっても、なるべく早めに食べる方がよいでしょう。

ちなみに、各業者、各機関は、安全性や冷蔵庫の使用状況を考えて、2〜3ヶ月間保たれると発表しているようです。

ただし、開封後はなるべく早めに食べるようにしましょう!

そして、いったん解凍したものを再冷凍するのは、食品の組織が破壊される為NGです

アイスだけは長期冷凍が可能な理由

アイスクリームはあまり賞味期限を気にしないような気がしますよね。

それは、アイスクリームにはたくさんの糖分が使われている為、糖分が細菌の繁殖や品質の低下を防ぐからです。

基本的には何年でも保存して食べることができるようです。

もちろん、未開封の場合に限ります。

一度溶けてしまったアイスは再度冷凍すると、風味やコク、なめらかさは失われてしまいます。
健康を害するような体への影響はありませんが、買ってきた時の状態には戻せません。

開封して、空気に触れたり、カップアイスなどスプーンで食べたものは、菌が繁殖しやすくなりますので、1週間以内に食べきるのが良いです。

 

冷凍しても賞味期限が無限とはならない

スーパー等に並ぶ肉は冷凍していたものが並んでいる場合があります。
触って見ると少し凍っている事がありませんか?

この場合、家で冷凍するのは二度目の冷凍になるので、鮮度も落ちて何より水分が抜けてしまいます。

家庭の冷蔵庫で、肉や魚をラップ等できっちり空気が触れない状態で保存した場合で、せいぜい1ヶ月ぐらいの保存が可能ということです。

それ以降はどんどん酸化と水分蒸発が進み、味が落ちていきます。

冷凍したから安心と思わず、早めに食べるようにしましょう!

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