
普段のおかずと違って分量などが細かく決まっているため、ちょっとハードルが高い印象のあるお菓子作り。
そんな中でも比較的カンタンに作れてしかも美味しいため、お菓子作り初心者の方や時間がないけどお菓子作りがしたい方に大人気なのが、手作りプリンです。
プリンは食べやすいしなめらかでおいしいので、ご家庭で作って食べたり、仲の良いお友達や恋人への贈り物にすることが多い手作りスイーツ。
けれどそんなとき気になるのが、手作りプリンがどれくらい日持ちするかという問題です。
この記事では心を込めて作った手作りプリンの賞味期限や、保存方法などを詳しく紹介します。
記事の目次(クリックで飛べます)
手作りプリンの賞味期限は知らないと損する?
手作りプリンは簡単とはいえ、やはり手作りのものですから時間も手間もかかっています。
せっかく作っても、自分で食べたり誰かに食べてもらう前にもしも悪くなってしまったら、もったいないし悲しいですよね。
しかも手作りの場合は市販品と違って、賞味期限の印字がありません。
また材料に卵や牛乳などを多く使う為、悪くなるのが速いのも特徴です。
だからこそしっかりと賞味期限や保存方法を確認する必要があるんです。
冷蔵保存をしても期間は短いからこそ知るべき!
それではまず冷蔵保存した場合の賞味期限は、いったいどれくらいなのでしょうか?
手作りプリンの冷蔵保存の賞味期限は、だいたい2~3日と言われています。
そう思われた方も多いのではないでしょうか。
コンビニやスーパーなどで売られているプリンは、品物によって多少差はあれど、おおむね1週間程度かそれ以上日持ちするものが多いと思います。
そのためついつい、
と思ってしまう場合がありますが、これが大きな間違い。
実はコンビニやスーパーで市販されているプリンには、保存期間を長くするための添加物が入っていることが多いんです。
そのためそれらを使っていない手作りプリンの場合とは、大きく賞味期限が異なってきます。
思ったより長いなら安全に食べられますが、思ったより短くなるのでは、せっかく食べようと思ったときに食べられなくなっている……なんてことも!
手作りのプリンの賞味期限は意外と早いもの。
だからこそ安全でおいしいうちに食べられるように、賞味期限をきちんと知っておくことが大切です。
ちなみにプリンはとても乾燥に弱く、匂い移りもしやすい食品です。
そのため、冷蔵庫に入れる時は必ずフタ付きの容器に入れるか、ラップなどでカバーしておきたいですね。
常温保存の場合
それでは常温保存した場合の賞味期限は、いったいどれくらいになるでしょう。
答えはなんと、わずか数時間。
エアコンをつけていない冬なら4~5時間ほど保存することも可能ですが、夏の暑い日に常温で置いておくのは大変危険です。
運が悪ければ1時間以内に、食べられなくなってしまうということも。
冷蔵庫に入れる前に粗熱を取る間くらいなら問題ありませんが、基本的には手作りプリンの常温保存は出来ないと覚えておいてください。
冷凍保存は長持ちするけれどお勧めしない
冷蔵保存や常温保存以上に、長持ちさせられそうな保存方法を思いついた方もいるのではないでしょうか?
そう、冷凍保存です。
常温より冷蔵、冷蔵より冷凍の方が長持ちしそう!
それは確かにその通りで、実際に手作りプリンを冷凍保存した場合の日持ちは、実に1ヶ月と大変長くなります。
それなら手作りプリンを作ったら、すぐ冷凍すればいいのでは?
そう思ってしまいがちですが、実は手作りプリンの冷凍保存は、種類によってはまったくお勧め出来ないのです。
その差はなにかというと、ズバリ作り方の違い。
たとえば作る途中にプリンを固めるとき、ゼラチンなどで固めた場合は、冷凍保存しても味や品質が落ちる事はありません。
しかし、焼きプリンや蒸しプリンなどの、手作りプリンにおいて多く使われる作り方の場合には、冷凍すると中の水分が表面に浮き出してしまうのです。
そうすると、残った部分はまるでスカスカのボソボソとしたパンのよう。
これでは例え長持ちはしても、おいしく食べる事が出来ませんよね。
なので冷凍保存することは、基本的にはお勧めしていません。
どうしても蒸しプリンや焼きプリンを冷凍しなくてはいけない時は、完全に解凍するまえにシャーベットのように食べるのがいいでしょう。
そうすれば水分が抜けてしまうこともないので、おいしく食べられますよ。
手作りプリンは賞味期限うんぬんよりも早く食べるべき
これまで書いてきたように、手作りプリンは冷凍に向いていない場合が多い上に、冷蔵でもせいぜい1週間程度。
常温ではほぼ保存は出来ないという、非常に難しい食品です。
くわえてカレーや煮込み料理のように、時間をおくことで味が染みたり、おいしくなったりする食品でもありません。
せっかく作った手作りプリンは、賞味期限まで保存することを考えるよりも、早めにおいしく食べてしまった方がいいでしょう。
手作りプリンの賞味期限を大きく超えたら、どうなるの?
それではもしも手作りプリンの保存期間がうっかり長くなってしまった場合は、いったいどうなるのでしょうか?
まず見た目の変化としては、表面にカビが生えてきたり、色が黒ずんできたり、変な色の汁が出たりします。
また臭いも酸っぱいようなイヤな臭いに変わっていて、特に長く放置したものはひどい腐敗臭がすることも!
もしもこういった賞味期限を大きくすぎたプリンを食べてしまったら、味もまったくおいしくないどころか、変な味になってしまっています。
そういったときはすぐに食べるのをやめましょう。
ちなみに長く常温に放置してしまった時は、見た目や臭いに変化がなくとも、食べるのはやめてもったいないけれど処分するべきです。
何故ならプリンの原材料である卵や牛乳は非常に雑菌がわきやすく、表面上変化がなくても中ではすでに毒素が出ていて、最悪の場合食中毒にもなりかねないのです。
手作りプリンはとてもおいしい反面、悪くなったら怖い食品でもあります。
せっかくのプリンを無駄にしないためにも、賞味期限をしっかり守り、きちんとした保存を心がけましょう。
手作りプリンを持ち運ぶときは、保冷剤を忘れるな!
手作りプリンが常温では保存できないということは上のカテゴリで説明いたしましたが、どうしても冷蔵保存できない場合というのがありますよね。
それは誰かにプレゼントしたり、外へ持って行って食べたりするとき。
たとえば会社のランチに持って行ったり、デートでプレゼントしたりするときに、冷蔵庫ごと持ち歩くわけにはいきません。
そんなとき便利なのが保冷剤です。
保冷材は冷凍庫で凍らせれば何度でも使えてお得ですし、食品を冷たいまま持ち歩けるのでケーキなどほかの食品にも使えて便利なアイテム。
小さな保冷バッグや保冷ケースに手作りプリンと保冷剤を一緒に入れれば、ちょっとしたお出かけにも持って行けますし、誰かにプレゼントする場合にも喜んでもらえますよ。
でも突然プリンを作ったときや、保冷剤がどこにあるか分からなくなってしまった時もありますよね。
そんな保冷剤が用意できない場合には、お家に良く有るとあるもので代用が可能です。
それはなんと、空いたペットボトル!
中に水をいれて凍らせたもので代用できるんです!
カラメルソースの賞味期限は?
手作りプリンに欠かせないものといえば、カラメルソースですよね。
プリン本体と違ってカラメルソース部分には、卵も牛乳も入っていないので、もちろん賞味期限も違います。
プリン本体と一緒に器に入っている分はプリンの賞味期限と同じになってしまいますが、カラメルソースだけで保存する場合はもっと長持ちさせられます。
とはいえカラメルソースもたくさんお砂糖を使っているため、虫がついたりといった危険もあるので、やはり常温では保存は避けましょう。
カラメルソースはもちろん冷凍も冷蔵もできますが、保存方法で一番お勧めなのはズバリ冷凍保存です。
あらかじめ多めに作っておいたカラメルソースを冷凍しておけば、使う時いは使う分だけ分け取ってプリンの器にいれれば大丈夫。
賞味期限も冷蔵で1年程度、冷凍ならなんと4年ほども持たせることができます。
ただしお砂糖が原材料なため、カビには気を付けましょう。
まとめ
意外と知らない手作りプリンの保存方法や賞味期限などを解説してみました。
いかがでしたか?
手作りプリンはお手軽でおいしく、プレゼントやご家庭のおやつでも大変喜ばれる食品。
だからこそしっかり保存をして、おいしいスイーツタイムを味わいたいですね。
その他の賞味期限に関する記事もぜひ、ご参照くださいませ(^ ^)