人生の節目でもある進学。
その最初の一歩が入学式です。
新しい世界への期待に満ちあふれたこの行事は、ぜひともお祝いをしてあげたいものですよね。
せっかくならお祝いの言葉だけではなく、これからの生活のためにも『入学祝い』という形でお祝いをお渡ししたいと思う方も多いはず。
そんなときに気になる、入学祝を渡す時期やタイミングや、もしも渡しそびれてしまったら?
今回は入学祝いに関する疑問を解説していきます。
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入学祝いを渡す時期は3月中が正解!
入学祝いというと、ついつい入学してから渡す方がいいかと思いがちですが、実はこれは間違いなんです。
入学祝いはあくまでも『新しい生活を始めるためのお祝い』になります。
そのため入学することが決まった3月中に、渡すことが望ましいとされています。
少し早いようにも思いますが、入学したてのころはやはり慣れない環境の中でいろいと忙しくされている事が多いもの。
できれば準備などで時間がなくなってしまう前に、お祝いの言葉とともにお送りしておきたいですね。
入学祝いは入学前に!
3月中のお渡しがベスト。
入学祝いを渡すタイミングの注意点
入学祝いはなるべく3月中に渡すことが望ましいとわかりましたが、それでは3月中であればいつでも大丈夫なのでしょうか?
実はこの渡すタイミングにも、お相手の状況により注意が必要になります。
必ず進学すると決まっている場合
受験のない、公立の小学校や中学校への入学は、試験の結果を待つことも無く必ず入学というイベントが起こることが決まっていますよね。
その場合には3月中でもなるべく早く、初旬から中旬ごろにお贈りするのがベスト。
下旬に差し掛かるにつれ、卒園式や卒業式などの行事に向けて忙しくなったり、新入学の準備であわただしくなってしまったりしていきます。
すでに決まったお祝いですから、なるべくお忙しい時期を避けて、早めの時期のお渡しを心がけましょう。
受験をする場合
中高一貫校でない高校や、大学への進学には、もちろん試験を受けて合格する必要がありますよね。
これがいわゆる受験です。
受験に合格する必要があるということは、残念ながら不合格になってしまう可能性もあるということ。
万が一不合格になってしまい、進学することが叶わず浪人することになってしまったとしたら、そんなときに入学祝いを渡すのはとても失礼になってしまいます。
また、試験の前や結果発表前に入学をお祝いすることは、大きなプレッシャーとなってしまいます。
そのため、必ずお相手のご家族に確認し、入学することが決まってからお渡しする必要があるんです。
もしもお相手が受験をする予定の場合は、けっして進学が決まる前には入学祝いを渡さないよう注意しましょう。
また、受験をして進学する場合は、不本意ながら第一志望ではない所や、無受験で入れる公立の学校へ入学が決まってしまうこともあります。
しかし第一志望ではないにしても、入学が決まったということは、とてもおめでたいことです。
進学先に関わらず、入学が決まったらお祝いをしてあげましょう。
ちなみに、通常は過去へのお祝いである卒業祝いよりも、未来のお祝いである入学祝いを優先するものですが、進学先が決まらない場合などは卒業祝いという名目でお祝いを渡すことも出来ますよ。
・受験しない場合は早めのお渡しを
・受験する場合は結果を確認してからのお渡しを
・志望先に関わらず入学はお祝いし、 入学しない場合は卒業をお祝いしよう
入学祝いを渡し忘れてた!渡しそびれた場合の対処法は?
入学という節目はぜひともお祝いするべきと思っていても、親戚が多い場合や自分自身が忙しい場合は、うっかり入学祝いを渡し忘れてしまうこともありますよね。
そんなときはどうすれば良いのでしょう?
実はお祝い事のマナーは意外と柔軟で、多少なら遅れてお祝いしても問題ないとされています。
そのため入学祝いを忘れてしまった場合でも、だいたい5月のゴールデンウィーク頃まででしたら、お祝いをお渡ししても失礼には当たりません。
連休中などで久しぶりに顔を合わせたときにでも、「入学おめでとう」の言葉をそえてお渡しすれば大丈夫。
できればそのときに、仕事が忙しかったですとか直接会って渡したかったですとか、失礼にならない理由を添えられるといいですね。
ゴールデンウィークも過ぎてしまった場合は、慌てて渡すよりも、誕生日などの別のお祝いのときに合わせて渡すといいでしょう。
ただし、お年玉や誕生日・クリスマスのプレゼント代わりにしてしまうのはNG。
お祝いはあくまでもお祝いとして、通常の贈り物とは分けて考えるようにしましょう。
・遅れた場合もゴールデンウィークまでは大丈夫
・それ以降は他のお祝いと一緒に合わせて贈ること
入学祝いの渡す時期やタイミングまとめ
入学は4月が一般的ですが、そのお祝いは3月中と、少し時期がずれることから間違えやすい入学祝いのタイミング。
けれども忙しい時期を避けたり、合格発表を待ったりするのは、なによりも祝われる入学する子本人のためになることです。
人生の大切な節目である入学を、しっかりマナーを守ってお祝いしてあげたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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