コウノドリ◇第21巻60話①②◇
今回のお話は、「子宮内膜症」に注目したお話です。

毎月の生理痛がひどいことを「いつものこと」と放置していたら…。完治が難しい「子宮内膜症」ですが、薬で症状が抑えられるパターンもあります。

今回の患者さんは今まで婦人科での診察が1度もなく、妊娠と同時に「子宮内膜症」が見つかります。

出産まで何なければ良いですが、内膜症にも悪性や良性があり、状態が悪いと手術も必要に。女性が放置しがちな「生理痛=子宮内膜症」を考えたくなるお話です。

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コウノドリ第21巻61話①②の登場人物とあらすじ

◇第21巻60話①②◇登場人物紹介!!!

~ペルソナ総合医療センターで働くメンバー~
主人公/鴻鳥 サクラ医師

産婦人科医。しかし本名を隠し「ベイビー」という名の有名ピアニストとして活躍中です。演奏中であっても、病院からのコールがかかれば勤め先の「ペルソナ総合医療センター」にすぐに駆け付けます。

四宮 ハルキ医師

サクラの同期の産婦人科医。研修医時代は笑顔のある診療でしたが、5年前の経験を機に現在は冷静な対応しかしません。

小松 ルミ子助産師

サクラと四宮が研修医時代からお世話になっている助産師。サクラが「ベイビー」であることを知る数少ない人物で、豚足が大好きです。

加瀬医師

救急救命科医。双子のお嬢さんがおり、患者さんが助かった時は大好きなアイスを食べて自分へのご褒美にしています。

赤西ゴロー医師

産婦人科の研修医。入局当初はあまり熱意のない医師でしたが、現在はサクラと四宮の影響もあり立派な産婦人科医を目指しています。

~患者さん~
長倉さん

普段は婦人科にかかったことがありません。今回は妊娠反応があり来院。妊娠6週目です。チョコレート嚢胞(のうほう)をもっています。

◇第21巻60話①②◇のあらすじ

「…で、その患者さん子宮内膜症だったんだね?」

 

突然の腹痛でとある女性が緊急搬送された後、小松がサクラに確認します。サクラが処置にあたった所、子宮内膜症から卵巣が腫れそれが破裂したと判明しました。

 

2つあるうちの卵巣の1つが破裂してしまうと、その後の妊娠に大変影響があります。自然妊娠となると、やはり確率は下がってしまいます。

 

子宮内膜は本来子宮内にあり、ホルモンの影響で妊娠準備のため厚くなります。そして妊娠がなければ生理としてはがれます。

 

しかし、子宮内膜症は子宮内膜が子宮以外にでき、炎症や癒着を起こす病気です。

今回の緊急患者のように卵巣内に嚢腫ができる原因にもなります。

 

加瀬は過去、子宮内膜症で腸閉塞になって搬送された患者を思い出しました。今回の患者さんは、今まで生理痛を放置し結果破裂してしまったようです。生理や子宮内膜は女性の妊娠にも大変関わってきます。

 

特に問題なのが「完治が難しい病気」ということ。

生理がある間は少しずつ進行する病気です。

 

 

そんな中、サクラのもとへ妊娠が発覚した長倉さんが来院します。妊娠6週が判明しますが、同時に子宮内膜症<チョコレート嚢胞>が見つかります。長倉さんは子宮内膜症を患いながら、出産を目指しますが…。

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コウノドリ◇第21巻60話①②◇ネタバレです!!!

「緊急手術!?破裂!?」

長倉さんは帰宅した旦那さんに、今日サクラに言われたことを説明しました。

 

~チョコレート嚢胞とは~

チョコレート嚢胞は子宮内膜が何らかの原因で卵巣内に入り込み、本来は膣から体外へ排出される経血が、生理のたびに卵巣内にもたまり嚢胞になっています。

 

そこにたまったドロッとした古い血が溶けたチョコレートのようなため「チョコレート嚢胞」と呼ばれます。

 

生理が止まっている妊娠・授乳期の間は嚢胞が小さくなることがありますが、妊娠週数が進むにつれて卵巣嚢胞がねじれたり破裂することもあるとか…。嚢胞が良性だと思っていたら悪性だったとか…。

 

 

何も起きずに妊娠経過することがほとんどとのことですが、長倉さん夫妻は不安でいっぱいになりました。

 

時間は過ぎ、長倉さんは妊娠31週に…。生まれるまであと2ヶ月となりましたが、今の所何もなく無事に過ぎていました。ただ、長倉さんは今朝からお腹がちょっと痛く、明日念のため病院に行こうと思いながら就寝しましたが…。

 

しかしその日の深夜…。

 

「ねえ…起きて…」

「どーした おい!!」

 

長岡さんはお腹を押させ痛そうにしゃがみこんでいました。慌てて旦那さんがペルソナ総合医療センターに連絡を入れ、急いでタクシーで向かいます。

 

 

連絡を受けたサクラと四宮とゴローはバタバタと処置室に向かいます。

 

もし破裂していたら…。

 

以前にも26週でチョコレート嚢胞が破裂した患者さんがいましたが、腹腔内の癒着がひどく、なんとか手術は終わりましたがすぐに陣痛がきてしまい早産に…。

 

サクラは念のためNICUに連絡を入れておくようにゴローに指示を出します。

まだ産み月になっていない長倉さん、病院に到着しサクラの診察を受けますが、果たして嚢胞は!?赤ちゃんは無事に産まれてくることができるのでしょうか!?

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コウノドリ◇第21巻60話①②◇読んだ感想!!!

 

わたしも女性なので、他人事ではないです…。最近は生理はあまり重くないですが、数年前までは本当に痛く、でも鎮痛剤を飲むと頭がボーっとしてしまうので、お腹をさするくらいで他は何もせず痛みに耐えていました。

 

周りにはやはり子宮内膜症で入院した友人もいますし、実際に破裂した方もいます…。本当に身近なお話ですよね。身近過ぎてたぶん皆さん放置してしまうのではないのかな…?

 

だって、生理って思春期に自然に始まって病気ではないじゃないですか。それが痛いって、でもそれって自然なんでしょ?って思ってしまいますよね。

 

あまりに痛かったら病気を疑え!とは保健体育でも「性」の授業でも習いませんでした。生理や妊娠の仕組み+αの情報も教えてほしいですよね!鎮痛剤を飲むような痛みだったら、病院に相談を!とかあれば目安になりやすいですよね~。

 

今回のお話では、冒頭に卵巣破裂してしまった方も出てきますし、後半は嚢胞をもちながら妊娠が発覚し…、となります。破裂ってどんだけ痛いのでしょうか…。また、病気をもちながらの妊娠も不安でいっぱいですよね。

 

普段は婦人科に行こう!と思うことはないと思いますが、生理痛に少しでも不安がある方は1度だけでも婦人科に行った方が良いかと思うお話でした!

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

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