
バターソテーやホイル焼き、お味噌汁の具やサラダなど、様々な場面で活躍する食材『しめじ』。
季節を問わずリーズナブルに買えて、お味も美味しいため、たいていのお宅で使った事があるのではないでしょうか?
しかし同時に賞味期限がわかりづらいのも、キノコゆえの特性でもあります。
そのあたりを解説していきます。
記事の目次(クリックで飛べます)
しめじはどんな食品なのか?
昔から『香り松茸、味しめじ』と言われてきたように、とても味がよく値段もお手頃と、家庭料理には欠かせない食材です。

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また集合して生えるキノコなため、株ごとに売られていることも多く、1パックの量も少し多め。
更に特売ともなれば、2株・3株が一緒に売られていることもあって、ついつい多めに買いすぎてしまうことも。
そんなお悩みも出てくるのではないでしょうか。
でも、せっかくのしめじを腐らせてしまってはもったいないですよね。
しめじの栄養は健康に良いのか?
しめじの魅力は味やお値段だけではなく、栄養価の高さにもあります。
いくつかの種類が流通しているしめじですが、特に流通量が豊富なのがぶなしめじ。
ぶなしめじは低カロリーで食物繊維やビタミンDやグルタミン酸、オルニチンなども豊富なため、体調管理やダイエットを考える上でもとても大切な食材。

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例えばビタミンDはストレスを減らしてくれたり、カルシウムの吸収を助けてくれる、日常生活に欠かせない物質。
そしてグルタミン酸は代謝を整えたり、免疫力を強化してくれたりと、健康にも美容にもいい栄養素です。
また、オルニチンは美容に欠かせないお肌の新陳代謝を促す大切な栄養素。
他にもたくさんの栄養素が含まれる最高の食材・しめじだからこそ、けっして無駄にはしたくないですよね。
しめじの賞味期限はいつなのか?
しめじは他のお野菜と違ってキノコ類、つまり元々菌類なので、賞味期限を表記する決まりがありません。
そのため他の食材のように記載してある期限で判断することが出来ないため、ついつい食べられる期間を過ぎてしまうなんてことも。
おいしくて栄養豊富なしめじを無駄にしちゃうなんて悲しい!
そんな事態にならないように、賞味期限はしっかり確認しておきたいですよね。
そのためにも、賞味期限や保存するときの注意を、保存法別にご紹介していきましょう。
常温保存の場合は?
キノコは気温の変化や湿気に弱いため、常温保存は本来はあまり向いていません。
スペースの問題などで常温保存しなければならない場合は、湿気のこもりやすい袋のままではなく、水気を取って風通しの良い冷暗所に保存しましょう。
常温保存の場合の賞味期限は、おおよそ2日ほどです。
意外と早いですね!
気を付けたいものです。
冷蔵保存の場合は?
冷蔵庫で保存する場合は温度・湿度管理が大切。
湿気に弱いしめじを長持ちさせるために、袋から出しキッチンペーパーなどで水気を取って保存用の袋にいれ、必ず野菜室に入れるようにしましょう。

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他の野菜のように保存前に綺麗にしようと、水で丸洗いしたりするのはNG!
かえって賞味期限を早めてしまうことになるので気を付けたいですね。
正しい手段で冷蔵保存した場合の賞味期限はだいたい5~7日程度。
これなら一週間分の献立にも使えて助かりますね。
冷凍保存ではどうなの?
冷蔵保存よりさらに賞味期限を延ばす事が出来るのが、冷凍庫を使った冷凍保存です。
この保存方法の場合気を付けるべきポイントは、全部で2つ。
≫小分けに切って保存する。
≫真空状態で保存する。
小分けにするのは、何度も解凍と冷凍を繰り返さないためにはとっても重要。
それに、1回分の量を小分けにしておけば、使うときには冷凍のまま使えるので便利ですね。
またきのこ類は空気に触れない方が長持ちするので、冷凍するときにはジップロックなどに入れ、空気を抜いて真空状態で保存しましょう。

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この方法で冷凍保存すれば、賞味期限は2週間~1ヶ月程度まで伸ばすことができます。
安売りなどで大量買いしてしまったときや、急な旅行や出張などで長く家を空けるときなどには、ぜひ活用したいですね!
しめじの見た目や匂いに異変が出たら危険?
これまでしめじの保存についてを学んできましたが、それでは逆にしめじが悪くなったらどうなってしまうのでしょうか?
しめじをしばらく保存したときの変化として、まずは表面に白い菌糸のようなものが浮かんでくることがあります。
一見カビのように見えて警戒してしまいますが、これは実は気中菌糸といって、きのこ類が自然に出す菌糸です。
これが出てきた場合でも多少風味は落ちますが、品質には問題ありません。
見た目で解る悪くなった時の変化は、明らかに黒くベチャっとした見た目になっていたり、変な汁が出ているとき。
こんな時はもったいないですが、捨てるしかありません。
匂いもきのこ類特有の少し酸味のある匂いではなく、強い悪臭や強い酸味のある臭いがしてきたら悪くなってしまっている証拠。
また、触った感触がぬめっとしてしまっている場合なども、残念ながら悪くなってしまっています。
もしも悪くなってしまったしめじを食べてしまうと、お腹を壊したりと体調にも大変悪影響があります。
そうなってしまわないように、きちんと保存方法を確認し、賞味期限が来る前に食べてしまうように気を付けたいですね。
しめじの賞味期限まとめ
しめじの賞味期限や保存方法についてをまとめてみました。
価格も安く年間を通して気軽に買える身近な食材、しめじ。
上手に保存すれば、長く保存することも可能な食材です。
だからこそ、しっかり調べて無駄にせずおいしく頂けるようにしましょう。