11月上旬に入ると、朝晩の寒暖差で見慣れた木々が美しく色づき始めます。

 

特に古都・鎌倉は、紅葉を楽しむにはおすすめのエリアです!

 

有名な神社やお寺にある美しい日本庭園の紅葉と、歴史的建造物とのコラボレーションは晩秋ならではですね!

 

鎌倉にはお寺や神社が密集しているので、御朱印巡りにも最適です。

 

そこで今回は、鎌倉の寺社でオリジナルの御朱印帳を扱っている場所をご紹介します!

そもそも御朱印とは?基本的な頂き方をご紹介

御朱印は、もとはお寺の参拝者が写経を納めた際にいただけた印です。

 

イメージしやすい例として、四国八十八か所巡りですね。

 

霊場巡りの札所になっているお寺で、ご本尊へのお参りと般若心経などを読経し、写経を納め、御朱印を受けます。

 

それが後に、神社にも広がり、徐々に納経しなくても頂ける「参拝のあかし」として考えられるようになります。

 

敬謙な人は、特に近年の若い人の御朱印巡りを「御朱印ブーム」「御朱印ガール」などと揶揄したりします。

 

しかし、すでに江戸時代には、庶民がお参りと観光を一緒にするようになり御朱印が広がったとされるので、今とほとんど変わらない状況ですよね。

 

※難しいことはわからず、この程度の知識になります。

 

私も寺社巡り(仏像鑑賞)が好きで、参拝後は御朱印もいただきます。

 

最近では、御朱印巡りが趣味だという、南海キャンディーズの山里亮太さんやタレントの篠原ともえさん、モデル・タレントのはなさんなどが出演するテレビ番組があったりするので参考になりますね。

 

御朱印は昔から変わらず、お寺のご本尊様や神社の神様とご縁があったという授かりものであることは間違いありません。

 

集めるではなく、「頂く」ものなので、収集やスタンプラリー感覚でいる人は気持ちを改めましょう。

 

御朱印を頂く際に気を付けるべきこと

御朱印巡りをしていると、いくつか気を付けるべきことがあります。

浄土真宗には、御朱印がありません(一部の寺院にはあります)

理由は宗派の指針によるもので、「念仏を唱えて仏に祈る」という浄土真宗の宗祖である親鸞聖人の教えからだそうです。

 

供養のために写経や読経をして納経するという概念がないからのようです。

 

日蓮宗のお寺は「御首題」

日蓮宗のお寺では御朱印を「御首題(ごしゅだい)」と呼び、御朱印帳も「御首題帳」となります。

 

そのため、他宗派の御朱印と一緒(御朱印帳)に御首題をいただこうとすると「妙法」になる場合、または断られることもあります

 

理由は長くなるので省略しますが、大雑把にいうと、浄土真宗同様、宗派の教えが違うからです。

 

私も御朱印巡りを始めた最初の頃、このことを知らずにお寺用にしている「御朱印帳」を出していました。

 

今考えると大変失礼な行為ですよね…。

 

しかし、殆どの寺院は親切な方ばかりで、そのことで指摘する又は怒る人はいませんでした。

 

日蓮宗のお寺は「専用の御首題帳」または、表題が空白の御朱印帳を御首題専用にするなど、一冊別に用意して、他の宗派のお寺と混ぜないようにしましょう。

 

特に鎌倉には日蓮宗のお寺が多いので気を付けたいところですね。

 

書き手が不在の場合

たまに社務所や寺務所が不在だったり、小さな寺社では自宅を兼ねている場合があります。

 

鎌倉でもそのスタイルのお寺がありました。

 

大抵「〇〇から呼び出してください」などの張り紙などがありました。

 

そのような場合は(恐らくチャイムやインターフォンが多いです)、まず「お参りさせていただきたいのですがよろしいでしょうか?」と声をかけます。

 

いきなり御朱印をお願いすると、「参拝していないのでは?」と思われてしまいます。

 

また、書き手の方が不在ということもあります。

 

「わざわざ遠くからきているのに!」と暴言を吐く人もいるようで、マナーが悪い例として挙げられる一つのようです。

 

その場合は、「今日は縁がなかった」と考えましょう。

 

御朱印の志納金

御朱印を頂いたあと、300円程お納めることが多いと思います。

 

殆どが張り紙などで「御朱印300円(500円)」と書かれていることが多いです。

 

たまに、張り紙などがなく、御朱印の初穂料や志納金が分からない場合があります。

 

そもそも御朱印は「金銭を支払って購入」するものではなく、「神仏とご縁を結んだ証(参拝の証)として頂戴」※するもの。

 

※寺社などでお守りやお札をもとめた際に巫女さんが「○○円です」ではなく、「○○円お納めくださいと対応することから、売買ではないとわかりますね。

 

わからない場合は「おいくら“お納め”すればよろしいでしょうか?」と尋ねるようにしましょう。

 

なので、御朱印の初穂料・志納金は「払う」のではなく「納める」ということになります。

 

一般的な御朱印の頂き方

御朱印巡りの基本はお参りから

  • 寺社ともに手水舎で手と口を清めます。
  • 帽子をかぶっている場合はかならず脱ぐ
  • お賽銭を静かに入れ、お寺では、一礼して手を合わせて拝み、最後に一礼します。
  • 神社は、二礼してから二回手をたたき、一礼です(四拍手の神社もあります)。
  • 本来はお庭や本堂などを鑑賞し、一番最後に御朱印になります。

 

※混雑している寺社などでは、お参りの最初に御朱印授与所で御朱印帳を渡す場合もありますので、それぞれの指示に従いましょう。

 

以下大体の流れです。

 

①御朱印授与所で「御朱印をいただきたいのですが」とお尋ねしてから、持参した御朱印帳を開いて両手で渡します

 

②神社やご本尊などの基本の御朱印、または御詠歌など数種類の御朱印がある寺社もあります。

※分からない場合、素直に聞いてみるのもいいと思います。

 

③書き手に話しかけたり(集中しています)、私語やスマホをいじるのはもちろんNG、心をこめて墨書きしてくださっている間は、静かに待ちましょう

 

④書いていただいた御朱印帳はお礼を言って両手で受け取り、確認します。

 

⑤次に御朱印代を納めますが、300円のところが多数なので、なるべく細かいお金を用意しておきましょう。

 

⑥最後にご縁があったという感謝の気持ちを込めて「ありがとうございます」とお礼をします。

 

 

神社仏閣に敬意を払う気持ちがあれば、御朱印を頂くのは決して難しいことではありませんよ。

 

鎌倉市内で御朱印帳を扱っている寺社一覧

御朱印は参拝の記念でもありますが、神社やお寺と縁を結んだという、ありがたい証だと思っています。

 

御朱印自体にはお守りのような効果はありませんが、そのような考えの人もいるようですよ。

 

鎌倉に訪れるとき、御朱印をいただきながら寺社をめぐってみてはいかがでしょうか?

 

今回は、御朱印帳を扱っているお寺や神社をまとめてみました!

 

※御朱印帳の種類や料金は最新の情報と異なる場合があります。

また、頒布終了している場合もありますので、参考程度でご覧ください。

 

鶴岡八幡宮の御朱印帳

拝殿が入っている御朱印帳は、数年に1度のペースで徐々に絵柄が変わっている珍しいタイプです。

 

オリジナル御朱印帳①鶴岡八幡宮の拝殿を模したもの

②ピンクを基調とした巫女舞

授与所鶴岡八幡宮の本殿近くの社務所
御朱印の受付8:30-18:00
初穂料①②1,700円(朱印代300円別)

 

長谷寺の御朱印帳

長谷寺の「あじさい」の御朱印帳は大変有名なデザインで持っている方も多いのでは?

紅葉シーズンには「もみじ」のデザインもオススメですよ。

 

オリジナル御朱印帳①「もみじ」、「あじさい」

②「サクラ」(ピンク、緑)

③なごみ地蔵(白、若草)

④カノン柄

寺務所長谷寺
御朱印の受付8:00-17:00
志納料①1,500円、②③④1,200円

(朱印代300円別)

 

鎌倉大仏(高徳院)の御朱印帳

紙質の良い御朱印帳(墨が裏に滲みにくい)なのでオススメですよ。

 

オリジナル御朱印帳①大仏柄(ブルー、グレー)

②無地(紺、エンジ)

③総柄小(ピンク、赤)

取り扱い場所寺務所
御朱印の受付【平日】

9:00-15:30

【土日祝】

9:00-15:00

志納料①②1,200円、③850円

※御朱印代別

 

円覚寺の御朱印帳

円覚寺境内にある弁天堂にもオリジナル御朱印帳②があります。

弁天堂までの階段がかなりハードですが、登り切った先に茶屋があるので、こちらで一休みもいいかもしれませんね。

 

オリジナル御朱印帳①「佛心」(ベージュ、縹色、紅梅色、浅黄色)

洪鐘弁才天

取り扱い場所①円覚寺 寺務所

②弁天堂

御朱印の受付8:00-16:30

※11月~3月までは16:00まで

初穂料①1,200円、②不明

(朱印代300円別)

 

東慶寺の御朱印帳

https://twitter.com/Sakichii_EX/status/848123459074891776

出典元:http://www.kamakura-info.jp/topics/2558

③の御朱印帳は高価ですが、素材は和紙素材の和綴じ(紐綴じ)で、1つ1つ手作業で作られたこだわりの御朱印帳です。

 

オリジナル御朱印帳①水月観音

②妖怪「百鬼座禅図」(赤、水色)

③手漉和紙 朱印帳

取り扱い場所東慶寺 寺務所
御朱印の受付【4月~9月】

8:30-16:30

 

【10月~3月】

8:30-16:00

志納料①②1,200円、③4,200円

(朱印代300円別)

 

建長寺の御朱印帳

https://twitter.com/naoejou/status/949920202610786304

黒い御朱印帳は男性にオススメです!

 

オリジナル御朱印帳①天下禅林(ピンク、水色)

②黒・三つ鱗(建長寺半僧坊で取り扱い)

寺務所建長寺 有料拝観口入ってすぐ左の事務所
御朱印の受付8:30-16:30
志納料①1,200円、②不明

(朱印代300円別)

 

明月院の御朱印帳

https://twitter.com/nin2/status/1012935793101365248

https://twitter.com/4l_dce/status/1043682954575138816

カワイイうさぎ柄の御朱印帳は女性に人気があるようですよ。

 

オリジナル御朱印帳うさぎ柄(ピンク、赤、黄、紺、水色)
取り扱い場所明月院 有料拝観入口入ってすぐ左手の事務所
御朱印の受付9:00-16:00

※休憩時間あり

志納料1,500円

 

御霊神社の御朱印帳

招き猫の御朱印帳は結構ありますが、猫そのものが描かれた図柄は珍しいですね。

猫好きにはたまらない御朱印帳です。

 

オリジナル御朱印帳江ノ電と猫
授与所御霊神社 社務所
御朱印の受付9:00-17:00
初穂料1,400円

(朱印代300円別)

 

報国寺の御朱印帳

https://twitter.com/_kazamori2/status/918124405665828864

竹のお寺として有名な報国寺の御朱印帳は竹のデザインで、足利氏の家紋があしらわれています。

 

オリジナル御朱印帳①竹の御朱印帳小(緑)

②竹の御朱印帳大(紺・赤)

取り扱い場所報国寺 寺務所
御朱印の受付9:00-16:00
志納料①②不明

(朱印代300円別)

 

銭洗弁財天宇賀福神社の御朱印帳

シンプルな御朱印帳は、表面に三角形が3つ重なった北条家の家紋があしらわれています。

 

オリジナル御朱印帳紺地に金のプリント
授与所銭洗弁財天 社務所
御朱印の受付
初穂料1,200円(朱印代300円別)

 

佐助稲荷神社の御朱印帳

佐助稲荷神社の御朱印帳は、裏面の文字に「狐」が隠れていますよ。

 

オリジナル御朱印帳鳥居と狐
授与所社務所
御朱印の受付

10:00-16:00

※書き置きのみ。

直接頂きたい場合は、朱印だけ押して御霊神社へ。

初穂料1,400円

(朱印代300円別)

 

江島神社の御朱印帳

鎌倉・江ノ島といえば、超有名「江島神社」の御朱印帳です。

水色タイプは表面に富士山、裏面に鯛と縁起がよく、カワイイですね。

 

オリジナル御朱印帳①天女(ピンク)

②富士山と江ノ島(水色)

③龍神(黒)

④瑞心門(クリーム色)

※①~④透明カバー付き

授与所江島神社「辺津宮」社務所
御朱印の受付

8:30~16:30

初穂料①②③1,200円、④1,500円

(朱印代300円別)

 

鎌倉市内の御朱印帳取り扱い寺社まとめ

鎌倉市内で御朱印帳を扱っているお寺や神社をまとめてみました!

 

【オリジナル御朱印を扱っている寺社】

  • 鶴岡八幡宮の御朱印帳
  • 長谷寺の御朱印帳
  • 鎌倉大仏(高徳院)の御朱印帳
  • 円覚寺の御朱印帳
  • 東慶寺の御朱印帳
  • 建長寺の御朱印帳
  • 明月院の御朱印帳
  • 御霊神社の御朱印帳
  • 報国寺の御朱印帳
  • 銭洗弁財天宇賀福神社の御朱印帳
  • 佐助稲荷神社の御朱印帳
  • 江ノ島神社の御朱印帳

 

観光都市である鎌倉市内にはたくさんのお寺や神社があります。

 

秋の紅葉シーズンには、寺社のお庭で紅葉を楽しんだ後に御朱印を頂き、周辺のカフェやお食事処で休憩などもいいですね。

 

ちなみに、鎌倉の紅葉の見ごろは大体11月から12月上旬とされていますので、この時期を逃さずに、是非ご家族や恋人と楽しんでください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

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